イケナイコト感覚

私が大学時代に出会った先輩との、『ごっこ遊び』。

大学に入学して暫く経った頃、仲のいい友達と購買でよく見かける、ビジュアル系というか、本当に男の人なのに綺麗な先輩がいました。

少女漫画の中にしかいないような、そんなタイプ。

その先輩とひょんなことから距離が縮まり、話をしたり、メールをしたりするようになりました。

当時、先輩には彼女がいて、私もお付き合いしてる方がいました。

周りの人もそれを知っているので、学校内で会って、どんなに至近距離で話されようと、隣で昼食をとろうと、周りも仲のいい兄妹といった感覚で見ていました。

周りから兄妹設定というか、そういう認識をされていることに慣れてきて、それが段々、『ごっこ遊び』のように楽しくなっていきました。

先輩は冗談混じり、お芝居みたいな感じで「さすが俺の妹、今日も可愛い」「愛してる」「悪い虫がつかないかお兄ちゃんは気が気じゃない」と抱きついてきたりするようになっていき、私も「お兄ちゃんは世界一カッコいい、大好き」などと返してじゃれては遊んでいました。

別段、キスだとかの進展は当然ありません。

周りがザワつくのが楽しくて“フリ”は何度もしましたけど、その程度。

お互いそれを分かって、周りも分かっているからこその『ごっこ遊び』です。

毎日、イケナイコト感覚のごっこ遊びが楽しくてときめいていました。